2017年04月26日

個展を振り返って

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遅くなりましたが
3月28日〜4月8日の間、京都御所西あいぜん・西村兄妹キモノ店にて
開催いたしました「「辻ヒロミ個展 花時 -hanadoki- 」へ
お越しいただきました皆さまに心よりお礼申し上げます。
お忙しいなか足をお運びいただきまして誠に有難うございました。

個展をするのは7年振りくらいで、色々と濃い日々。
怒涛のように始まって、過ぎ去りました。

11日間のうち、ほとんどの日を着物で在廊した事もあり
(これは本当に勉強になった)会期中は長く感じたものですが、
今では桜が咲いて散る如く一瞬だったように感じます。

最終日間も無くばたばたとした日々に戻ってしまい、まだちゃんと
総括しきれていない、とブログには手をつけられてなかったのですが、
先週ようやく休みを取ってゆっくり考える時間が出来ました。

今回は絵の展示以外に、会場である西村兄妹キモノ店さんにご協力
いただき、初日に西村ヒロカズさんとトークセッションをさせて
いただいたり、お客様の着姿画の受注など新たな試みが沢山でした。

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特に大きい思い出となったオリジナルの帯。
まさにこれからの季節、新緑の青楓をモチーフにした
「木の風(このかぜ)」という作品を題材に、制作をお願しました。

まずは作品そのままでは無く、帯の図案として格好が良くなるよう
図案家さんに描いていただき、図案が決まったら青花という染料で
下絵を描いていただき、そうして何人もの職人さんの手仕事による、
ひとつひとつ工程を経て美しい帯に仕上げてもらう。
とても贅沢な愉しみです。

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爽やかなレモンイエローが効いています。
合わせ方で様々なシーンに着ていけるようにと、
柔らかで美しい金通しの生地を使ってもらいました。
どのようなコーディネートにするかはまたのお楽しみに。

今回新たな試みを色々やってみる事で、気づけた事が沢山あります。
すべてが次に繋がる良い学びです。

しかし作品においての総括は結局できていません。
それでいいのだと思います。

言葉で表せないものを絵にして、会場で表現する。
そして返って来たもの、自分が感じた事全てが収穫であり、次の宿題です。
まだまだ、これから。


さいごに
今回お世話になりました京都御所西あいぜん・西村兄妹キモノ店の
皆さまには11日間誠にお世話になりました。
心のこもったおもてなしを有難うございました。

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posted by 辻ヒロミ at 11:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする