おひさしぶりです。
皆さんお元気でお過ごしでしょうか。
先日の木曜日と金曜日のこと、版画家の
吉田佐和子さんと
一緒に百万遍・知恩寺の
古本まつりへ行って来ました♪
【10/30木曜 初日】
佐和子さんと一緒の古本まつりは久し振り。
待ち合わせの時間はきっちりとは決めず、
それぞれが本を探しながら現地でふらりと合流する
この感じが楽しい。
コラージュ作品の素材やインスピレーションを求めて
常にセンサーを働かせている佐和子さんの手はまさにゴッドハンド。
すでに私が見終え何も無かったと思っていた場所から、
魔法のようにぱぱっと良い本を見つけて渡してくれるのです。
「こんな良いのどこにあったんですかー!」
「なんで私の欲しいの知ってはるんですかー!」
と興奮気味のわたしに「ふふ」と微笑みを残して、
素早く次の本の山へ向かわれます。
(↑木の根に置かれてる本も見逃さない佐和子さん。さすがです。)
ちょうどその時に場内放送でチャリティーオークションの
呼びかけがあり、出品物の中に「昔の着物の写真」というのが
出ていたらしく、それも全然耳に入ってなかった私に佐和子さんが
「行って来たら?」と教えてくれたので一度見物してみることに。
すると、大型本や全集が1,000円や2,000円と
想像していたよりも安い値段で取引されていました。
これなら私も参加できるかも?と思いはじめた時
時間が来てその日のオークションは終了。
後日取引される本たちが台の上に並べてあったので
を物色していたところ、「振袖」と書かれた
かなり大型の着物の図集が目に留まる。
中身が気になったので佐和子さんと一緒に本を引っぱり出し
中をそ〜っと拝見。
「え。これかなり欲しいかも・・!」という事で、
明日も来てみる事に。
知恩寺から川端二条にあるブックカフェ&ギャラリー
UNITE’(ユニテ)さんへ立ち寄りました。
こちらのお店では、春と秋の古本まつりに合わせて
同時期に古本市をされています。
本屋さんや個人のコレクターさんが箱ごとに出品されているので
人の本棚を覗くような感覚が面白い。
知恩寺の古本まつりは明日3日が最終日ですが、
UNITE’さんの古本市は〜9日まで(水曜は定休日)開催されています。
皆さんぜひお立ち寄りくださいませ☆
【10/31金曜 二日目】
でもオークションてよお分からん。。どうすれば?
とハラハラの私の応援に、なんと佐和子さんは
この日も駆けつけてくれることに。感激!
昨日ネットで調べたら、あの本は1975年出版のもので
三冊セットの帙入。振袖のはり込図120枚。
当時の価格で18万円(!!)もする高価な本でした。
とはいえスペースもかなり要する大型本。もし大きく値がついたら
縁がないものとして、自分で上限3,000円までと決めて臨みます。
あ〜でも高くなったらどうしよう。
欲しいひと沢山いたらどうしよう。
緊張していると時間が来て、はじめに進行役の人が
オークションの簡単な説明をしてくれました。
・値段は100円単位で挙手制。
スタートが500円なら「600円」から。
・係の人が値段を3回言って他に入札が無ければその値段で決まり。
人も集まって来て、いよいよオークションがスタート。
私にはチンプン?カンプン?の難しそうな全集が
活気良く次々に競り落とされていきます。
そしてあの本の番がやって来ました!
進行:「はい。次はこの「振袖」という本です。
古い着物の本ですが、10万円くらいする本です。」
それ以上は!言わんといてください〜!
「ではこちらもお安く、1,000円から・・」
威勢良く突き上げた手のひらと、自分の声のデカさと、
目立った方がいいやろと思って被ってきたベレー帽とか
全部むっちゃ恥ずかしくなって来て・・・
お支払いと発送手続きを済まして早々に退散〜!!
ちなみに送料は1,200円でした(笑)
あまりにもあっさりと私の元へ来た本。
いや〜良い買い物させてもろた。
本との出会いはまさに「縁」!
(チャリティーの収益金は京都市内の小学校・幼稚園・保育所
・学童保育所等へ、児童書購入資金として寄付されるそうです。)